生命保険を見直しするメリットと損をしない4つのコツを年代別に解説
ブロードマインド保険コラム(以下、当メディア)は「ブロードマインド株式会社」管理であり、ユーザーが信頼性を持って閲覧できるように「コンテンツポリシー」や」「広告掲載ポリシー」を作成し、其れに基づき運営しています。当メディアで紹介する各商品は独自の「比較根拠・ランキング基準・採点方式」を設けることのほか、第三者機関(株式会社ジャストシステム運営のインターネットリサーチなど)を利用した調査も行っています。そのため、紹介する商品には一部または全部に広告が含まれておりますが、客観性を欠く事のないよう中立的なコンテンツ提供を第一に運営しています。
【数字で見る本記事の信頼性】
・金融庁「金融商品仲介業者登録一覧」の688社から抜粋。
・各保険相談窓口を当メディア独自の5項目基準で採点化。(PDF)
・実際に保険相談を利用した約760人に独自アンケート(PDF)を実施。
・各保険相談窓口を実際に利用した人からのコメントを約200件(各10個)取得。
なんとなく必要そうだったり不安があったりして加入している生命保険、どのような保障内容なのかきちんと把握できていますか?
家計の中で固定費になる生命保険料は、ライフスタイルの変化に応じて保障内容の見直しをすれば、ムダがなくなり安くできる可能性があります。
節約した保険料を貯蓄に回せば、結果として保険だけでなく家計をまるごと見直すこともできるのです。本記事では、生命保険の見直しについて、メリットやコツを20代、30代、40代、50代と年代別に、商品別の見直しポイントを解説します。
「保険相談・保険見直しの参考に。」ブロードマインド保険コラムは、保険相談や見直しする為のおすすめ情報を発信します。生命保険・医療保険・がん保険・学資保険・個人年金保険・火災保険・自動車保険すべての保険の人気情報やジャンル別のランキング情報なども解説付きで紹介します。制作ポリシーはこちら
管理元 / ブロードマインド株式会社
【当サイトは金融庁の広告に関するガイドラインに則って運営しています】
金融商品取引法
金融商品取引法における広告等規制について
広告等に関するガイドライン
Contents
生命保険の見直しをする必要性とメリット
「生命保険の見直しをする必要はあるのかな」「メリットがわからない」と悩んでいる方もいらっしゃいますよね。加入当時納得して契約した保険をだからこそ、見直しの必要性を感じない方もいらっしゃると思います。
そこで以下では生命保険の見直しをする必要性とメリットをまとめていきます。本項を読めば見直しの必要性が理解できますので確認してみてください。
生命保険の見直しをする必要性
「生命保険を見直す必要性がわからない」という方に向けて、生命保険を見直す必要性についてまとめていきます。
見直しを検討している方にとって大切な要素になるので確認していきましょう。
- 生命保険は日々進化している
- ライフステージによって必要な保障は大きく変わる
生命保険は日々進化している
生命保険の見直しは必要です。なぜなら生命保険は誕生してから同じ商品を販売している訳ではなく、日々進化しているからです。
例えばこれまでの医療保険では、入院の長期化に備えて「日額保障」を手厚くする保険が主流でした。しかし現在は入院期間が短期化し「一時金保障」を手厚くする保険が主流になっています。
さらに日帰り入院まで保障する医療保険も増えているのです。この事例から、生命保険は契約者が納得できる保険金を受け取れるように日々進化していることがわかるでしょう。
ライフステージによって必要な保障は大きく変わる
契約者はライフステージによって必要な保障が大きく変わります。なぜなら結婚や出産、子どもの独立など必要な生活費が大きく変化するタイミングがいくつもあるからです。
ライフステージには、例えば以下のような段階を挙げることができます。
この中でも特に大きな保障は、結婚。子ども誕生という「妊娠・出産」のタイミングで用意することが多いです。
生命保険の見直しをするメリット
生命保険を見直すことでメリットがあります。しかし「どんなメリットがあるかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで以下では生命保険の見直しをするメリットについて解説します。まだ見直しをしていない人は確認してみてください。
- 支払う保険料や受け取る保険金に無駄がなくなる
- その時に必要な保障を持てる
- 保障内容が最新の状態で契約できる
支払う保険料や受け取る保険金に無駄がなくなる
生命保険を見直すと、支払う保険料に無駄がなくなります。なぜなら不必要な保障を解約したり、余分な保険金を減額したりすることで今必要な保険だけに絞れるからです。 具体的には特約の部分解約や主契約の保険金を減額するなどの方法が考えられます。
その時に必要な保障を持てる
また、生命保険を見直すとその時に必要な保障を持てるようになります。そのため、年齢を重ねるごとに高まる病気などのリスクにも対応できるようになるのです。
保障内容が最新の状態で契約できる
生命保険を見直すと、現在の医療事情に適した最新の保障内容で契約できるため、生命保険は定期的に見直すことをおすすめします。
生命保険の見直しで損をしないための4つのコツ
生命保険の見直しには次の4つコツがあります。
- そもそも今加入している保険は必要か
- 複数加入している場合は保障が重複していないか
- 不要な保障はないか
- 保障額は高すぎないか
順を追って解説してきます。
1.そもそも今加入している保険は必要か
前述のとおり、生命保険は万が一の事態に備える手段のひとつです。 万が一の場合に必要となる金額が少なく、充分な貯蓄や収入があれば、保険の必要性は低くなります。
必要となる保障額はライフステージの変化によって変動するので、定期的な見直しによって今加入している生命保険の必要性が分かります。
2.複数加入している場合は保障が重複していないか
生命保険は自分自身で加入したものの他に、職場の団体保険、住宅ローンを組んだ時の団体信用生命保険など、気づかないうちに複数加入していることがあります。
この場合、死亡保険金が本来の必要保障額を大幅に上回ってしまっていたり、同じ保障がそれぞれの保険に付いていたりします。
3.不要な保障はないか
前述の保障の重複に加えて、古い保険商品には色々な特約が付いていることが多いです。
昔の生命保険商品は死亡保障が主力で、そこに医療保障などの様々な特約が付いてくるという設計方法でした。
しかし現在は、共働き世帯の増加や医療保障ニーズが増加したことで、死亡保障よりも医療保障のニーズが高くなったため、保障が細分化されて様々な保険商品が登場しています。
このように、生命保険の在り方は消費者のニーズとともに変わってきています。
4.保障額は高すぎないか
遺族の生活費となる死亡保険金や高度障害保険金、病気やケガをした際の入院費・通院費をカバーする給付金日額や一時金の金額は、下記の公的制度を理解しておくことで必要最低限の保障額に抑えることが可能です。
- 遺族年金、障害年金
- 中高齢寡婦加算、寡婦年金
- 公的医療保険制度の自己負担限度額、高額療養費制度
- 傷病手当金
- 労災保険
なお、万が一の事態に備えるための必要保障額の決め方には、「必要保障額積み上げ方式※2」があります。下記のステップに基づいて算出した公的保障でカバーできない金額を、死亡保険金として生命保険で準備することになります。
※2 生命保険文化センター Q.生命保険の加入金額の目安は?
ちなみに、生命保険の見直しにあたり、主な相談先としては下記のものが挙げられます。
- 保険会社の営業店・専属代理人
- 保険ショップ
- インターネット型保険
- FP(ファイナンシャルプランナー)
保険会社の営業店・専属代理店のメリットとデメリット
メリット
- 自分の担当者として長く付き合ってもらえる
- 信頼関係を築いてきめ細かい対応をしてもらえる
- 自宅や近所に来てもらって相談ができる
デメリット
- 他の保険会社との比較を自分でしないといけない
- 保障内容や保険料の妥当性が分かりづらい
- 長い付き合いがあると減額や解約を頼みづらいこともある
保険ショップのメリットとデメリット
メリット
- 複数の保険会社を比較検討できる
- 店舗が多くあり、仕事帰りや休日に好きな場所へ相談に行ける
デメリット
- 取り扱う保険会社の数がショップによって違う
- インターネット型の取り扱いがない
インターネット型保険のメリットとデメリット
メリット
- 自分で保障内容を検討できる
- 予算とニーズに合った好みのプランが作れる
- 店舗に出向いたり面談の時間を調整したりする煩わしさがない
デメリット
- 対面販売よりサポートが手薄
- メンテナンスを自分自身で行う必要がある
- 保険に関する知識が必要
FP(ファイナンシャルプランナー)のメリットとデメリット
メリット
保険を含めた家計全般のアドバイスを受けられる
デメリット
- 非販売型のFPは保険相談が有料であるケースが一般的
- 無料で何度も気軽に相談することができない
生命保険の見直しについて悩むなら無料でプロに相談がおすすめ
「生命保険見直しの必要性はなんとなく分かってきたけれど、イマイチ決め手に欠ける…」「具体的にどうすればが自分や家族に最適なのか迷ってしまう…」
このような悩みがある方は、無料の保険相談窓口でプロに相談することをおすすめします!
数ある保険相談窓口のなかで、今おすすめできる最新の人気保険相談窓口を3社を厳選して紹介します! 他にも多くの保険相談窓口があります、もっと比較検討したい方は「保険相談おすすめ人気比較ランキング」をチェックしましょう! ブロードマインド株式会社は、累計相談件数15万件※超の実績を誇る、日本最大級の守備範囲を誇る独立系FP会社です。 相談可能なジャンルは保険のみならず、下図の6つの分野の専門家による連携で、より横断的かつ深い相談が叶います。 さらに、ブロードマインドでは相談や提案だけにとどまらず、各種発生する手続きまで全て行ってくれるため、専門家に任せられる安心感も得ながら面倒なやり取り等をしなくても良くなるというメリットも享受できます。 また、アフターサービス部門があり、お客さまにとことん寄り添うサポート体制が万全に整っているのも他の無料保険相談ではなかなかない特長です。1.ブロードマインド
取扱保険会社数 | 50社以上 ※金融商品仲介業含む |
主要商品 | 生命保険、医療保険、がん保険、収入保障保険、損害保険、金融商品仲介業、住宅ローン代理業、銀行代理業 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・三重・岐阜・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山・福井・石川・富山(それぞれ一部地域除く) |
オンライン保険相談 | ○(全国対応可能) |
上場 | ○ |
ブロードマインドでは、現在無料相談を利用するだけでgiftee Boxで使えるギフト券をもれなくプレゼント!
giftee Boxは豊富なラインナップの中から好きな商品を選べるギフトです。 ポイント内であれば複数のギフトと交換することができ、利用に専用アプリのダウンロードや会員登録は必要ありません。
※出典:公式サイト
2.ほけんのぜんぶ
- お金のスペシャリストに何度でも無料で相談できる
- 子育て世代からシニア層まで累計21万件※1の申し込み実績がある
- 在籍しているFPの数が350名※2と非常に多く、相談員のFP資格取得率なんと100%
- 取扱っている保険会社数が日本最大級の40社以上
- 都合の良いタイミングに、自宅やオフィス、近隣のカフェなど指定した場所に訪問してくれる
- Web面談(オンライン相談)を受け付けている
※1 2023年2月時点 / ※2 2023年2月時点
ほけんのぜんぶは、全国47都道府県に相談対応エリアを設けている無料保険相談窓口で、累計申込み件数21万件を誇ることからも信頼性が高いことがうかがえます。
在籍しているFP資格取得者の人数は350名と非常に多く、取得率はなんと驚異の100%です。
”保険相談”とはいうものの、FPに相談が可能なことからも教育資金や家計全般の相談から住宅ローン、老後資金といった保険以外のこともオールマイティーに相談ができるのも魅力です。
取扱保険会社数 | 41社※2024年4月時点 |
主要商品 | 生命保険、医療保険、がん保険、収入保障保険、個人年金保険、損害保険、住宅ローン、教育資金、 |
対応地域 | ー(訪問型) |
オンライン保険相談 | ○(全国対応可能) |
上場 | × |
マネードクター
- 保険以外の相談にも対応
- 選べる5つの相談形式
- 2,000人以上の現役FPが在籍
- 47都道府県に対応
- 対応保険会社44社※1
- ワンランク上の店舗「マネードクタープレミア」も用意
※1:2024年4月時点
マネードクターは保険以外の内容も相談できることが特徴的な保険相談窓口です。資産運用や各種ローン、貯蓄や相続などお金に関するあらゆる悩みを相談できます。
また同店は、相談形式を5つの方法から選べます。具体的には店舗での相談・オンライン・訪問・カフェ・勤務先から選べるため、その時にあった都合の良い方法で相談できるのです。
なお、訪問先は47都道府県に対応しています。「自分の自宅周辺に店舗がなかった」という方でも安心して申し込みできるでしょう。
多くの保険会社を比較・検討できるため、一般的な生命保険会社で検討するよりも自分にあった保険が探しやすくなっているのです。
マネードクターの基本情報
取扱保険会社数 | 44社※1 |
主要商品 | 生命保険、医療保険、がん保険、収入保障保険、損害保険 |
対応地域 | 全国対応※一部対応できない地域あり(要相談) |
オンライン保険相談 | ○ |
上場 | ✕ |
マネードクターでは、予約フォームから無料保険相談を予約した方限定で、タニタ食堂の減塩みそのほか豪華プレゼントをもれなくプレゼントキャンペーン実施中!
出典:公式サイト
※1 2024年4月時点
【年代別】20代、30代、40代、50代、60代の生命保険の見直しポイント
生命保険で必要となる保障は、年代ごとのライフスタイルによって異なります。 各年代における生命保険の見直しポイントを解説します。
20代
20代で独身であれば、遺族への高額な死亡保障についてはそれほど必要なく、葬儀代程度で充分と言えます。
さらに、まだ若くて健康な20代のうちに医療保険に加入しておけば、保険料が安く済むといったメリットもあります。ちなみに、勤務先で団体保険の取り扱いがあれば割安で加入できるケースがあります。
30代
30代は、収入が上がってきて経済的な余裕が出てくる人も増えてきます。加えて、結婚により家族が増えたり住宅ローンを組んだりといった、ライフスタイルの変化が多い年代です。
生命保険の最初の見直しのタイミングになったり、場合によっては初めて生命保険に加入したりする人も多いでしょう。マイホームの購入により、団体信用生命保険に加入する人も増えます。
30歳代の世帯別の保障の優先順位としては次のようになります。
- 自分の医療保障
- 死亡保障
- その他(老後、介護など)
家族世帯の場合
- 生計を支える人の死亡保障
- 夫婦の医療保障
- その他(生計を支えていない配偶者の死亡保障、子どもの教育費、老後、介護など)
結婚するときは、お互いが加入している生命保険の保障内容を確認し、貯蓄とのバランスや、後述する団体信用生命保険も考慮して保障額を決めましょう。
また、女性については、妊娠・出産時のトラブルや、30代から増加する乳がんなどに備えて、医療保険の女性疾病特約を見直すタイミングであると言えます。
団体信用生命保険について
マイホームを購入して住宅ローンを組むと、団体信用生命保険に加入する必要があります。
団体信用生命保険とは、住宅ローン支払期間中に世帯主が死亡した場合、残りのローンを死亡保険金で相殺することにより、遺族がマイホームを手放さずに済む制度です。
つまり、世帯主が死亡した後の遺族の生活費に住宅ローンの支払いを含めなくてもよくなるため、通常の生命保険と団体信用生命保険の両方に加入している場合は、住宅ローン分の保険金額を通常の生命保険から減額できることになります。
住宅ローンが収入合算の場合の団体信用生命保険は、あくまでも契約者の持ち分だけが死亡保障の対象になります。配偶者の住宅ローン持ち分を含む死亡保障については通常の生命保険に加入する必要があります。
ちなみに、疾病保障特約付の団体信用生命保険なら、死亡だけでなくがんと診断確定された場合や、脳卒中・心筋梗塞で所定の状態が一定期間継続した場合でも、住宅ローンの返済が免除されます。
この疾病保障特約は、住宅ローン金利の0.1~0.3%を上乗せすることで付帯できます。
40代
40代は、30代に引き続き教育費や住宅ローンといった出費がかさむなか、健康面のリスクは30代よりも格段に上がります。 主なリスクとしては次のものが挙げられます。
- 三大疾病である、がん・心筋梗塞・脳血管疾患
- メタボリックシンドロームを要因とする糖尿病、脂質異常症、高血圧
- 女性の乳がん
収入やライフスタイルとしては30歳代とそれほど大きく変わらず安定している時期と言えますが、医療保険の必要性は30代より高くなります。
50代
50代は、教育費や住宅ローンがまだかかることなどから必要になる死亡保険に加えて、自分自身のための医療保険、老後資金の準備のための個人年金保険、老親のための介護保険など、幅広い保障が必要な年代です。
加入している生命保険が、誰のため・何のための保障なのかを整理し、子どもが独立するなど状況の変化に応じて保障額を見直す必要があります。
ところで、生命保険文化センターの調査「性・年齢階級別にみた入院受療率(人口10万対)」によると、50歳~54歳の入院受療率はそれまでの300人台から大幅に増えて552人、55歳~59歳は758人となっています。※3
50代から急増する病気で代表的なものは、三大疾病と呼ばれるがん・急性心筋梗塞・脳血管疾患です。
定期保険は年齢が上がると更新できなくなりますし、さらに持病ができてしまうと新たに保険加入することは難しくなります。新規の保険加入や既存の保険の見直しは、50代に必ず行うことをおすすめします。
※3 生命保険文化センター 性・年齢階級別にみた入院受療率(人口10万対)
60代
60代は一般的に人生の節目となり、セカンドライフを迎える時期です。
加齢による病気やケガが懸念される年代ですので、医療保険の必要性は依然として高いですが、子どもが独立したり住宅ローンを払い終えたりすることで、高額な死亡保障の必要性は下がります。
葬儀代程度の少額の保障で事足りるようであれば、少額短期保険の葬儀保険・お葬式保険という選択肢もあります。
定年退職後、再雇用制度でしばらく働く人も増えてきましたが、いずれは完全リタイアして収入が年金だけにシフトする時期を迎えます。
繰り返しになりますが、生命保険とは本来、万が一の事態に備える手段のひとつに過ぎません。貯蓄の流動性というメリットを考慮し、取り崩しはくれぐれも慎重に行なってください。
【保障内容別】生命保険の見直しポイント
生命保険の代表的な保障には、死亡時の遺族への保障、自分自身の医療費の保障の2つがあります。それぞれの見直しポイントを解説します。
死亡保障
死亡保険金の必要保障額は、子どもが生まれたときに増加し、子どもの成長とともに減少していき、子どもが独立した時点で高額な保障はほぼ不要になります。
終身保険の保障額を増額すると保険料は上がりますが、貯蓄性があるため、子どもが独立した時点で解約返戻金を受け取ることが可能です。
定期保険は掛け捨て型のため、解約返戻金や満期保険金といった貯蓄性はありませんが、その分保険料を抑えることができます。 実は、死亡保障には時代に合わせた次のようなトレンドがあります。
終身保険のかつての主流と現在の主流
かつての主流
貯蓄性は高いが保険料も高い。
現在の主流
低解約返戻金型終身保険:保険料払込期間が終わるまでは解約返戻金が少額に設定されているため、解約返戻金の額が保険期間の経過と比例する通常の終身保険よりも保険料が安い。
定期保険のかつての主流と現在の主流
かつての主流
保険料は安いが貯蓄性はなく、死亡せずに満期を迎えると掛け捨てになる。
現在の主流
収入保障保険:年金形式で死亡保険金を受け取るため、保険期間が進むにつれて保障額が年々減額される。保障額が満期まで変わらない通常の定期保険よりも保険料が安い。
これらの商品特性を生かして、次のような見直しをすることで、手厚い保障と保険料の節約を両立できます。
- 低解約返戻金型終身保険:保険料払込期間の満了を子どもの独立時期に合わせる
- 定期保険:保障額を年々減額することで保険料を徐々に安くする
- 収入保障保険:加入する期間を子どもの独立までなどに決めておき、不要になった時点で解約する
ちなみに、保険料の払い込みが困難になった場合の見直し方法には、次のものがあります。
延長定期保険
保険料の払い込みを中止して、その時点での解約返戻金をもとに、死亡保障のみの定期保険に変更します。これにより、保障額はもとの保険と同額のまま、終身から定期になることで保険期間が短くなります。
主契約の死亡保障以外の特約は消滅します。延長定期保険に変更した後に解約した際は、解約返戻金はありません。
払済保険
保険料の払い込みを中止して、その時点での解約返戻金をもとに、保険期間を変えずに保障額を減らした保険に変更します。
主契約の死亡保障以外の特約は消滅します。払済保険に変更した後に解約した際は、解約返戻金は支払われます。
医療保障
医療保険の見直しは、これまでの見直しポイントと少し異なってきます。年齢や家族構成といったライフステージの変化ではなく、先進医療といった医療技術の進歩や平均入院日数の変化に対して、加入している保険が対応しているかどうかが重要な見直しポイントになります。
生命保険文化センターの調査によると、令和元年度における直近の入院における入院日数は、「5日未満」が20.9%、「5~7日」が27.3%、「8~14日」が27.1%となっており、全体の平均は15.7日です。※4
※4 生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」 第Ⅱ章 医療保障 42ページ 直近の入院時の入院日数
過去の入院日数の平均推移は、平成16年度では28.2日※5、平成25年度では19.7日※6ですから、平均入院日数は短期化してきていることが分かります。
※5 生命保険文化センター 平成 16 年度「生活保障に関する調査」 8ページ 直近の入院時の入院日数 ※6 生命保険文化センター 平成25年度「生活保障に関する調査」 8ページ 直近の入院時の入院日数
医療保険は古い商品の場合、入院給付金の保障開始が5日目からだったり、5日以上の入院を条件に1日目から保障されたりと、日帰り入院や短期入院が保障対象外なこともあります。
しかし、最近の商品は入院日数の短期化に伴い、入院1日目から保障されるものも増えています。また、病気やがんの最近の治療方法は、入院に限らず通院・在宅によるものが増加してきています。
がん保険・がん特約の見直しポイント
がんの治療についても、以前は入院によるものが中心でしたが、最近は通院が主流になっています。その結果、がん治療は長期化かつ高額化の傾向にあります。
このことから、がん保険については入院保障よりも、通院保障や使い勝手の良い一時金を重視するほうが良いでしょう。
医療保険とがん保険を別々に加入している場合は、終身型の医療保険にがん一時金特約を付けて1本化すれば、医療・がんそれぞれの保険にある入院給付金や手術給付金の保障が重複せず、ムダがなくなります。
生命保険の見直しに関するよくある質問
まとめ
生命保険は保険期間が長期に渡るため、保険期間中のライフスタイルや生活環境の変化に合わせた見直しが不可欠です。
生命保険の本来の役割は、万が一の事態にかかるお金を準備する手段です。
必要以上の保障を付けて高い保険料がムダになってしまうより、常に見直しを心がけて貯蓄と両立させるのが、保険との上手な付き合い方になります。
- そもそも今加入している保険は必要か
- 複数加入している場合は保障が重複していないか
- 不要な保障はないか
- 保障額は高すぎないか
これらを念頭に置いて、年代別・商品別に必要な保障を整理することで、ムダのない自分専用の保険に見直しすることができます。
募集文書番号:BM21-034
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。